銀座楡の木法律事務所

平成3年の弁護士登録以来，30年超の弁護士生活において法人・個人問わず多数のご相談をいただいてきました。その間には，顧問会社の日常的な契約や商取引の相談，会社諸規則の改訂，コンプライアンスの規則制定・外部窓口，各種の事故処理や労務関連相談，顧客からのクレーム処理，株主総会指導などのいわゆる企業法務業務のほか，社外取締役や監査役，またオブザーバーとして取締役会や経営会議などに出席し，会社の中長期の経営計画の策定などにも参画するなど，企業経営に関するご相談をいただいております。

業務の中で携わってきた主な案件としては，不動産開発・建築に関する法的支援及び問題処理，Ｍ＆Ａ案件，騒音・振動などの環境事件に関する集団訴訟対応，経営の悪化した企業の経営相談・再建指導・法的処理などのほか，企業不祥事に際する第三者委員会委員長の委嘱も受けています。顧問会社のＭ＆Ａでは，単なる法務デューデリジェンスにとどまらない，顧問会社の経営的な観点からのコミットメントも行うなど，経営コンサルタント的な業務も増えています。

企業法務分野，労働法分野を業務の中心としつつ，弁護士登録以来，多種多様な業種の顧問先からご相談をいただく中で，様々な法分野の問題に取り組んで参りました。近年では，訴訟案件のみならず，企業内委員会の外部委員や従業員向けの外部通報窓口，企業内の各部門からご相談をお寄せいただく定期相談会の相談員を担当させていただく機会も増加しております。
代理人としての闘争心や事件解決への執念を忘れず，依頼者の問題意識や紛争の背景について深く思考する中で，専門職として最良の解決法をご提案できるよう，謙虚・誠実を信条として精進してまいります。

当職をはじめとして，当事務所では顧問先企業などから寄せられる多種多様々なご相談案件を同時並行的に担当しているので，企業法務を全体的に俯瞰できるが一つの強みです。ご相談いただく比重が特に高い分野は，株主総会や役員，株式などの会社法関係など所謂コーポレート分野のほか，人事・労務関係，建築・不動産関係，ＩＴ関係，知的財産や経済法（独占禁止法），個人情報関係，訴訟を含む各種トラブル対応などです。さらに，ロンドン大学（国際企業商取引法）において，コーポレートガバナンスの最新トレンドや国際商取引などを学んだ経験から，これらに関する執筆や一般的な英文契約書のチェックなどもご依頼いただいております。
ご相談いただく案件ごとの潜在的ニーズを探り出し，これを実現していくため，特定分野に偏ることなく分野横断的に俯瞰し，よりご満足いただける質の高いリーガルサービスをご提供することを目ざしております。

依頼者の声に耳を傾け、一つ一つの事件に真摯に向き合い、粘り強く誠実に取り組んで参ります。

困っている方の声に耳を傾け，個々の問題を解決することを通じて，少しでも社会を支える力になれたらと願っています。日々の職務において最善を尽くすことはもちろん，常に変化する社会の動向にも目を配り，広い視野をもって皆様のお役に立つことのできる法律家となれるよう，研鑽してまいります。